川尻町(かわじりちょう)はかつて広島県豊田郡に属していた町である。2004年4月1日に呉市に編入されて消滅した。東西約800メートル、南北約700メートルのほぼ円形の全面積40ヘクタールほどの小島で、島の最も高いところで135メートル。山腹は比較的急勾配で、北西部の一ヶ所に砂浜があり、そのほかは高さ2〜3メートルの海食崖に囲まれている。砂浜にはヨシの群落、ハマエンドウ・ツルナなどの海岸植生が見られ、1970年代までは海水浴場として対岸からの渡船があったが、現在は海水浴場としては使われていない。